あの日ふたりは夢を描いた

……こんなつもりじゃなかった。

もっと楽しくふざけた感じのゲームになる予定だったんだ。

だけど彼女が真剣に線香花火と向かい合っている表情がとても可愛くて、花火そっち向けで見ていたら我慢できなくなっていた。


『真白』

思わず普段呼ばない名前を読んで、その唇にキスをした。

あまりに大胆で自分でも驚く。

だから『僕の勝ち』そんな言葉で照れ隠しをした。