あの日ふたりは夢を描いた

二人でいつもの定位置に並んで座る。

「ここ、ぜんぜん保健室じゃないよ……」

「呼吸が苦しそうだったから屋上の方がいいと思って」

真面目にそんなことを言いながら、心配そうに私の顔を覗き込んでいる。

「大丈夫?」

優しいその声に泣きそうになる。

「……ごめんね。いつもいつも」

「なにも謝ることじゃないさ」

そう言って私の頭にぽんと大きな手を乗せてくれた。

「……もう、ダメダメだから私。みんなみたいに上手く生きられなくて」

初めてつらい気持ちを声に出した。いつもみたいにノートに向けてじゃない。