あの日ふたりは夢を描いた

いろんな方向からみんなの視線も感じてひどく息苦しかった。

「……すみません」

「テストも近いしあんまり無理しないでね。少し休んできていいですよ」

「……はい」

「ほら、行こ」

立ち上がった相馬くんが近くにきて小声でそう声をかけ、ふらふらする私の肩を優しく支えながら教室の扉を開けてくれた。

一階にある保健室に行くと思いきや階段を上り始めたのでなんとなく予想はついていたが、連れてこられたのは屋上だった。

眩しすぎる太陽にクラクラしつつ、外の空気を吸うと自然と気持ちが落ちついていくような感覚もあった。