あの日ふたりは夢を描いた

「……お母さん」

「今日もなにかあったんでしょう?そんなふうに気づけるようになったわ。

毎日真白なりに葛藤してるのに、気づいてあげられなくてごめんね」

気づくと私は、今日二度目の涙を流していた。

放課後の涙とは違う。この世界に味方がいてくれると、安心して出た涙だった。

「私こそいろいろ心配かけちゃってごめん。

……お母さんの理想な娘じゃないと思うし、人より少し生きづらいけど頑張るから、いつも見守っていてほしい」

「もちろんよ。母親として、いつでも真白の味方でいるわ」

微笑みのある優しい空間にいると思うと、すごく心が温かくなった。