あの日ふたりは夢を描いた

「今までごめんね。

……お母さん真白のことなにもわかってあげようとしなくて」

話し始めたお母さんの方を向くと、さっきまでしていた編み物の手が止まっていて、真剣に私と向き合ってくれている、そんな気がした。

お母さんは続けた。

「前にね、真白に『今の私に目を向けてほしい』って言われてお母さんハッとしたわ」 

私が口にした言葉、ちゃんとお母さんに届いてたんだ。

「まったく母親失格よ。それから真白のことをよく考えるようになった。毎日真白の表情を見てると、学校でいろんなことがあるのが伝わってくる」