あの日ふたりは夢を描いた

放課後、みんなのいない教室で一人机に伏せていた。

少し瞼を開くとオレンジ色の空が目に入り、窓から夕陽が差し込むのが見える。

情けなくて恥ずかしい。消えていなくなりたい……

涙が自分の腕を濡らしていく。こんなとき、相馬くんに会いたいと思うのはどうしてかな……

今頃彼は普通の高校生とは違い、夢に向かって目の前の仕事をがむしゃらにこなしているのだろう。

……だけど今、彼のテンポのいい軽やかな口調や自由な発言が無性に恋しい。