あの日ふたりは夢を描いた

「並木は後でいいよ。じゃあ後藤はどう思う?」

吉浜くんが気を利かせて上手く後藤くんに話を振ってくれた。

話し合いが終わりまとめに入ると、花井さんが痺れを切らして声を上げた。

「正直言って並木さんと同じグループになりたくなかったよ」

私に聞こえる大きさで投げ捨てるようにそう言った。

「花井」

そんなこと言うなとでも言うように、吉浜くんが低い声で彼女の名前を呼ぶ。