あの日ふたりは夢を描いた

彼はベッドを背もたれにしながらカーペットの上に腰を下ろした。

「どうぞ」

彼は自分の左隣をとんとんと叩き、私に隣に座るよう促した。

ぴったりとくっつかず、だけど離れすぎず、ほんのわずかな距離を取って隣に座った。

「今日学校に来てなかったのに、どうして学校前にいたの?」

沈黙になったら気まずいのでさっきのことを質問した。

「この前のことちゃんと謝りたくて。時間ができたからまだ学校にいるかなぁと思って」

この前のことが図書館での出来事だとすぐにわかった。

「それでわざわざ学校まで?」

「わざわざじゃない。大切なことだから」

彼はそう言うと私の方をしっかり向いた。

「きみに嫌な思いをさせてごめん。泣かせてごめん」

「ちょっとやめてよ」

私は頭を下げようとする彼を慌てて止めた。