あの日ふたりは夢を描いた

「ドアの前で待ってるから」

「うん」

待たせたら悪いので洗濯機の上に置かれた彼のジャージにささっと着替え、濡れた制服を持ってすぐにドアを開けた。

ドアから出てきた私を見て、
「あっサイズ感がちょっと……まあ仕方ないよね」と苦笑していた。

「貸してもらえただけありがたいです」

ぶかぶかのジャージ姿で頭を下げた。

彼は私を二階にある自分の部屋に通した。

出窓が二つ付いていてシンプルで広めの部屋。ベッドと机と背の高い本棚と、中央に小さなテーブルが置かれていた。