私の大切な人

寒い12月が来た。
なかなか体調が良くならないし
とにかく起き上がれなかった。
突然、家の電話が鳴りました。
掛けて来たのは、ひでくんの
お母さんでした。
私の事が心配で電話を来れました。
お母さんが小包を送ったから
みんなで食べてねと言われた。
後はげんきになったら遊びに行くからねと言われた。
そして私は電話を切った。
夕方には小包が届いた。
中身は、フグ刺しと
ういろうが入っていました。
後は。お手紙まで入っていました。
内容は、また色々と案内してくださいねと
息子の事をよろしくお願いしますと書かれていた。
最後に1回は山口にも来てねと書いてあった。
私は熱がまだ微熱が続いていて
しんどかったけど
お手紙のお返事を書きました。
そしてみんなで晩ごはんに
フグ刺しとてっちり鍋を食べました。
めちゃくちゃ美味しかった。
食後に温かいと
ういろうを食べました。
そしたらピンポンと鳴る音がしました。
玄関に行ったら
ひでくんが果物のかごを持って立っていました。
私はビックリしました!
どうしたのと聞いたら
彼のお母さんから頼まれて買って来たらしく
わざわざ持って来てくれました。
そのカゴには色々な果物が入っていました。
早速
開けてグレープフルーツを食べました。
私は
ひでくんに部屋に上がってもらいました。
明日は休みだからお泊まりが出来るらしいので
急いで食事の用意を頼みました。
私が作りたいけど体調が悪いので
お母さんに頼みました。
キムチ鍋を作ってくれました。
1人前だけなのに優しいお母さんだなあと思った。
後はお風呂の準備まで用意してくれた。
さすがに着替えは頼めないので
それだけは私が準備をしました。
私は
ひでくんがお風呂に入って居る間に
山口のお母さんにお礼の電話をしました。
30分ぐらい話しました。
色々と
仲良くしないと私のお姑さんになる人なので
大切にしていきたいと思った。
ひでくんはお風呂から上がって
ビールを飲んでキムチ鍋を美味しそうに食べていました。
私は体調がまだ悪いので部屋で休ませてもらった。
後の事は、お母さんに任せました。
晩ごはんも食べ終わったので
私の部屋に来ました。
お布団はもうひいて居たので
仕事で疲れて居るので
ひでくんは、すぐに眠りについた。
私は
なかなか寝れなかった。
色々と考えていたら
寝れなくなってしまった。
本当に信じて良いのかなとか
裏切らないかなとか考えちゃって
でも私は
ひでくんの事を信して居るから
大丈夫
指輪もはめてるし
これは婚約指輪ではないらしい。
他に準備しているらしい。
私は本当に結婚するんだ!
夢じゃなくて現実なんだと思った。
眠れないからマフラーの続きを編んでいた。
ひでくんは熟睡していたから
バレなかった。
クリスマスまでにマフラーと帽子を仕上げないと
早くしないと間に合わない。
クリスマスプレゼントに絶対に渡したいから
頑張らないとね。
後は退職願いを書かないといけない。とりあえず疲れたから朝方に眠たくなって来たので
私も布団に入った。
起きたら2人ともお昼過ぎだった。
熱を測ったら38℃に上がっていた。
お母さんは仕事を休んでくれていた。
そして、お昼ご飯を作ってくれた。
食べやすく鍋焼きうどんを2人分作ってくれた。
私は、あまり食欲がなくて
ほとんど食べれなかったので残りは
ひでくんが食べてくれた。
今日は、ひでくんは夕方から用事があるみたいで
夕方には帰った。
私は熱が全然下がらないので
明日は病院に行こうと思った。
晩ごはんは、お粥が食べれないから
果物を食べて薬を飲んで部屋に戻った。
そしてお布団に入っていつの間にか寝ていて朝が来ていた。
やっぱり熱が下がらないので
私は、お母さんと病院に行った。
診察をしてもらったら肺炎になっていました。
肺が真っ白だった。
私は、そく入院する事になった。
お母さんは家に帰って入院の準備に帰りました。
私は、お部屋まで車椅子で連れて行ってもらいました。
病室に入って歩邪魔に着替えて私は
ベットに横になりました。
看護師さんが来ました。
点滴をするみたいで私は
注射と点滴は苦手で嫌いです。
でも点滴がしないといけないみたいで
針を刺されたけど血管がないからと
抜かれて違う場所に打たれました。
何ヵ所も打たれて
やっと血管が見つかって点滴が始まりました。
24時間も毎日するらしく
あまり動けない状態だから
かなり
しんどいよ。
疲れていつの間にか寝ていた。
起きたら、お父さんとお母さんが来ていた。
マフラーの編みかけと帽子の編みかけを持って来てくれた。
これで退屈ではなくなるし
クリスマスには間に合うはずだあ
今日から1週間
とりえず点滴と採血ある
病院食は嫌いだあ
味は薄し
お粥だし食べれないし
おかずと果物だけは食べよう
夕食も終わり
寝る準備をしていると
病室に意外な人が居た。
それは会いたくない人
大失恋した相手の達也だった。
どうしてここにいるの?
親戚が入院されていて
そのお見舞いに来たらしい。
そして帰りに
ありさのご両親にたまたま会って
話を聞いたから
入院している事を聞いた。
病室は何で知っているの?
教えてくれたから
心配で来たと言われた。
もう二度と会う事がないと思っていた人が目の前に居る
私は涙が出て来ました。
達也が目の前に居る
信じられない
達也は心配そうに私を見ていた。
そして達也が謝って来た。
ありさの事を追い詰めたのは俺だし
自殺未遂までさせて本当に
ゴメン
俺は本当に
ありさと
ずっと一緒に居たかった。
でも学費を払ってもらっていたから
親に逆らえなかった。
手首に傷が残ってるのも
知っているよ。
ありさ
本当にゴメンな!
俺は就職で広島に行く事が決まったんだあ。
だから会うのは
これが最後だ。
あのね私ね隠してた事があるの
達也の彼女の陽子ちゃんから
2回もお手紙が来たの
私に達也を返して下さいって
私には達也しか居ないんです。
だから達也を奪わないでと
2回もお手紙が来たの。
達也には内緒にして下さいと言われたけど
陽子ちゃんも一緒に広島に行くんでしょう!
もちろん
2人は結婚も考えてるんだよね。
陽子ちゃんのお手紙に書いてありました。
達也
おめでとう
幸せになってね。
私も幸せになるから
達也に出会えて良かった。
1年半は本当に幸せだったよ。
ありがとう
俺は
ありさの事
まだ好きだよ。
そんな事
言わないでよ。
涙が出て来て止まらないじゃない。
笑って
さよなら
出来ないじゃない
俺は
さよならは言わないよ。
またどこかで会えるような気がするから
陽子ちゃんと
幸せになってね。
俺の心の中には
ありさが居るから
ずっと
忘れる事なんか出来ないから
それだけ覚えておいてくれ!
今日は会えて良かった。
達也に言わないといけない事があるの。
私ね婚約者が居るの
左の薬指に指輪はめているでしょ!
まだいつするかは未定だけど
結婚するつもりだよ。
達也と別れて支えてくれたのが
婚約者なの。
もう両家の挨拶も終わってるし
後は結婚式を
いつするか決めるだけ。
だから私は達也の事
忘れなきゃいけないの
達也の事はいい思い出だよ。
今日は来てくれて
ありがう
最後に
ちゃんと話せて良かった。
私の事は忘れて
陽子ちゃんと幸せになってね。
じゃあバイバイと言って
私は病室を閉めた。
個室だから1時間ぐらいは話したかな
いきなりだったから
本当にビックリしたなあ
次にコンコンと聞こえた
目の前に陽子ちゃんが居た
ずっと
さっきの話を聞いていたらしい
勘違いしないでね。
私が呼んだわけじゃないから
陽子ちゃんはハサミを持っていた。
私の達也に何したの?
私の達也を返してと言いながら
ハサミで私の横腹を刺した。
私は倒れて出血してるし
陽子ちゃんは笑ってるし
そしたら病室に達也が来た。
私は意識がなくなりそうになっていた
陽子ちゃんは達也が警察に連れて行くと言うので
私は意識がなくなりそうなのに
達也に警察には言わないで
お願い
悪いのは私だから
私は大丈夫だからと言って
意識が完全になくなった。
起きたらベットの上で寝ていた。
その横には達也と陽子ちゃんが居た。
泣きながら
陽子ちゃんは謝ってきた。
ごめんなさいと!
私は大丈夫dから気にしないでと言った。
達也も
ありさ
本当にゴメンな
謝って来た。
私は大丈夫だから
2人とも気にしないでと言った。
そしたら病室のドアが開いた。
誰かと思ったら
ひでくんだった。
何があったかは
看護師さんに聞いたらしくて
ひでくんは達也に殴りかかろうとしたので
私は止めてと叫んだ。
ひでくん
止めて
お願いだから
私は大丈夫だから
心配しないで
横腹を刺されただけだから
命はあるから
だから達也を殴らないで
お願い
陽子ちゃんは
ひたすら謝っていた。
ひでくんはもう
2人とも病室から出て行けと怒鳴った。
ひでくんは心配そうに私を見ていた。
何も言わずにずっと私の事を見ていた。
何で彼が居たの?
正直に答えた。
親戚が入院していてお見舞いに来ていた所で
私の両親と会ってしまって
入院しているのがバレて
心配で来てくれたの
そしたら陽子ちゃんが来て
ハサミで刺されたの。
勘違いして
また達也が付き合ってると思って
それで刺されたの。
悪いのは私だから
1時間ぐらい話していたから
だから
あの2人は何も悪くないの。
お願いだから
怒らないで
私は本当に大丈夫だから
私には
ひでくんが居るんだから
2人で幸せになろうね絶対に
何で入院しているの分かったの?
お母さんが教えてくれたから
有給を使って側に居ようと思ったから
来たんだよ。
心配で肺炎と聞いて
早退したよ
もう俺が居るから安心して
ゆっくり休んで
でも面会時間は終わってるよ
個室だから泊まれるんだって
だから退院するまで
一緒に居るから
何でも言ってくれ
ありがとう
本当に嬉しいよ
やっぱり刺された所は痛いね
警察に言わないでいいのか?
うん!
言わないで
大丈夫
本当は言わないといけないのは
分かってるけど
言わないで
お願いだから
もう消灯の時間だから
寝る準備をしなきゃ
ひでくんは着替えとか用意してきたの?
ちゃんと用意してきたよ
じゃあ歯磨きして
今日はもう寝ましょう。
疲れたし
刺された地ころが痛みだしたから
明日は1番に採血と検尿があるから
朝早いから寝ましょう
そして1日が終わった。