1番近くて、1番遠い。

だが、コイツもそんなに甘くない。


「お前らなんだよ」


「自分がやったことを改めて考えてみろ!」


「…丸田」


そう言って励衣に触ろうとする。


コイツ、要注意人物だ。


「真凜、逃げて!」


私は初めて真凜ちゃんを呼び捨てで呼んだ。


「でも、美柑が!」


そんな躊躇っている真凜ちゃん。


私は言葉遣いに気を遣ってる暇はなかった。


「グズグズ行ってる間に逃げろってんだ!私をどれだけ下に見てるんだ!私の側近なら素早い判断ができるだろ!」


「すみません。あとはお願いします!」


そう言っている真凜ちゃんだが、うまく動けていない。


「励衣!連れて行って」


「了解」


励衣は、軽々と真凜ちゃんを持ち上げ、去っていった。