1番近くて、1番遠い。

鳳雛の裏門は空いていた。


先生の締め忘れだろう。


「ここからは美柑の方が詳しい。私はついていくよ」


「了解」


私は穴場を探した。


そして、見つけたのだ。


まさかの図書館だ。


「工藤。なんで俺じゃいけないんだよ」


「や、やめろっ」


真凜ちゃんの聞いたことのない乱暴な声が聞こえた。


「あれ、高菜だよっ」


励衣はそういった。


「3秒で挟み撃ちな。私右。励衣左」


そして私は息を吸って、


「3、2、1、GO!」


陶酔は解散したようだが、励衣も元総長だ。


私は、右から高菜、と呼ばれたやつの方を蹴る。


「わっ」


「消えろ」


「なんだよ、貴様!」


後ろから追い打ちをかける励衣。