1番近くて、1番遠い。

私が発言した瞬間、後ろに気配を感じた。


「麗、後ろ」


「はいっ」


麗は素早い足捌きで男を地面に押し付けた。


「お見事」


「いえっ!」

菜緒も幹部だ。


そう簡単に潰れるわけがない。


「…いるのかぁ…」


めんどくさいなぁ、なんて言いながら辺りを見回した。


「さっさと滅して帰ろ」


志連くんがサラッと怖いことを言う。


「はいはい、そこの全部倒して」


すると、志連くん…、牙城総長の後ろにいた何人かが潜んでいた何人かにつかみかかる。


私と菜緒はまだまだ進む。


そして無線を叩く。


「茉響。そっちは大丈夫?」


『…い、や…、来て、ください』


「っ!菜緒、行くよっ!」


「はい!」


「牙城!ここは任せる。…借りは返したからな」


「借り?」


私は佐沢公園と走り出した。


7時21分。ここから、この4グループが本格的に暴れ出す。