1番近くて、1番遠い。

ほんとにどこに行ったの!?


お姉ちゃんが帰ってるといいけど、まだ帰っていなかったら私の責任になる。


「…え?」


私は木の影から覗いた。


まだあいつらがいたの?


お姉ちゃん、は…、また捕まってる!?


もう面倒なことはやりたくない。


「何やってんだよ」


後ろから音葉くんの声が聞こえた。


「っ!」


「行かないの?」


行かないのって…


「色々後で聞きたいことはあるけど。行くんなら行ったほうがいいんじゃない?」


どう言うこと?


私何も言ってないよね?


何かボロも出してない。


「やめてっ」


お姉ちゃんの声が聞こえた。


「…はぁ…」


私は溜め息をついて、近づいている男を後ろから倒した。


「何回言わせんだよ。触んな」


そのまま蹴り倒す。


と、当然全員釣られてくるわけで。


180度回転しながら苺お姉ちゃんの元へ向かう。


けど、後ろから来たのに反応が遅れた。


「…消えろ」


そこをなんと音葉くんが蹴り倒したではないか。


「桜宮はそっちな」


音葉くんは左を指す。


「了解」