1番近くて、1番遠い。

「ってここどこか分かる?」


「分かるわけないだろ」


だよなぁ。


「1回戻ってみるか」


そうやって歩き出した時だった。


「わっ!?」


私は少し湿っていた枯葉で滑り尻餅をつく、


「ん」


の前に音葉くんが右手で私の手を掴み、左手で体を支える。


ということで急接近です。


「ご、ごめん」


「別に」


近くに白くて綺麗な頬が見えたので余計にドキドキしてしまう。


音葉くんから聞こえる心臓の音も早い。


そ、そんなにびっくりしたのかな。


「…さっき私が亜湖支えたばっかなのになぁ」


逆転てしまった。


「お前らそそっかしいのな」


「それは否定できない」


話すこともなくなり、無言で歩く。


すると急に音葉くんがこんなことを聞いてきた。


「志連ってどう言うイメージがある?」


「志連くん?」


どう言うイメージって…


「ムードメーカー的存在で軽そうな感じだけど実は優しいとかそう言うこと?」


自分で言って気がついた。


これって亜湖のタイプまんまなのでは…!?


しかも、さっきの状態もあるし…、くっつく可能性はある。