1番近くて、1番遠い。

「開闢総長」


すると、お母さんのオーラが変わった。


すごく、怒っている。


「…もう一回言いなさい」


「開闢、総長だってば」


「最近なんかおかしいと思ってたのよ!」


お母さんはそう言ってドンッと勢いよく立ち上がる。


「美柑。それは無謀な恋よ。諦めなさい」


「なんで?」


「ダメって言ったらダメなの。美柑も本当は分かってるんでしょう!昔から開闢、牙城、閃光、紅蓮は敵対してるって知ってるは
ず!」


今までで1番怒っている。


私にはその怒っている理由が分からない。


「それは今の総長が変えてもいいんじゃないの!?何しようが勝手じゃん!」


私も私で反論してしまった。


今までの4人で作った思い出を全て否定されたように感じたのだ。


「何年この歴史を作ってきたと思ってるの!?遊びじゃないのよ!私だってね、美柑のお父さんと好きで結婚した訳じゃないのよ
っ」


え…?