1番近くて、1番遠い。

そして合併当日。


私らは毎日六崎へと通うことになる。


これはいかがなものなのだろうか。


色々な式(?)が終わって教室に行くと、悲惨なことになっていた。


「なんっじゃ、こりゃ!?」


励衣が声をあげている。


机と椅子はバラバラ、黒板には落書きがしてあり、一部割れている。


そして何より、生徒が誰も椅子に座っていない!


「…お。お客さんきたみたいだぜ。それも可愛い可愛い女子の」


その声の主は、なんともイケメンな金髪だった。


…嫌な予感しかしない。


「さーて、こっちにおいで」


「うるさい。かまってこないで!」


と、励衣が対抗する。


「ああ?お前誰に向かってそんなこと言ってるんだよ」


すると、男子は励衣ではなく私に近づいてきた。


「な…っ」


私は手を掴まれる。


体全部の力が抜けて何も抵抗できない。


「この人に触れないでください」


横にいた真凛ちゃんが一瞬にして手を追い払う。


「お、お前っ」