(わあ…白雪姫さんの家、とてもきれいだなあ…)
「お母さんとお父さんはどこにいるの?」
白雪姫はこう答えた。
「いないよ。家出したから。」

「え!?私も家出したところ!!」
ぐー
「はっ、ついお腹が…」
「お腹空いたのね。なんか作るわ。」
白雪姫は、とても優しいな…。

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「できたよ」
卵焼きとサラダと鶏肉料理が大量に出てきた。
「いくらでも食べていいからね。」
シンデレラは、大量の料理を10分もしないうちに全て食べてしまった。
「あはは。シンデレラちゃんって、もしかして大食い?」
「ぜんぜん違うよ」
「もしかして…」
「シンデレラちゃんも虐待受けてた?」
「…うん」
「私もだよ!しばらくこの家で休んでてね。仲良くしよう!」
「ありがとう…」
これが、シンデレラの初めての友達だった。