はっきりと口から出た言葉に、秋人は力強く頷いてくれる。
「ああ、俺もできることはなんでもするから、急ごう」
「うん……!」
彼の言葉に勇気をもらい、頭が冷静になる。
急いで店長に連絡をし、私は事情を詳しく説明した。
すぐに代わりになる花はないか確認してくれることになり、私は他の制作メンバーに連絡を取った後、ダメになってしまったオブジェの花をすべて取り除く作業に入った。
まだ早朝ということで連絡がつかないメンバーもいる。
なるべく多くの人手が必要だと判断した私は、秋人の勧めもあり、葛城堂のイベント企画部の社員にも連絡をとってもらうことにした。
「花は足りそうなのか?」
イベント企画部の吉田さんと連絡が取れた後、秋人は必要な花の心配までしてくれている。
「もしかしたらハートのオブジェに使う薔薇が足りないかもしれない。色違いを混ぜたとしても……」
店長からの連絡には、花の手配に時間がかかりそうだという話だった。
場合によっては、三つのハートのオブジェのどれかを諦めることになるかもしれないと。
そう事情を説明すると、秋人はしばし沈黙した後、こちらに視線を向ける。
「厳しいと思うが、Chiara Flaubertのプロジェクトチームに掛け合ってみるか」

