朝起きて、少し早めに家を出た。

学校に着くと人がほとんどいなくてガランとしていた。

まだ、みんな来てないのかな?
頭いい人ほどマイペースなところあったりするし、東華はそういう人たちが多いと聞いたこともある。

教室の扉を開ける。

「佐倉、おはよう。」

机の上にのっている参考書から目線をあげた杠くんと目があった

「杠くん早いね、私がいちばんだと思ってた。」

「中学の時朝練あったから早く起きる癖ついてるだけだよ。」

爽やかにそう笑っていた。