学校七不思議

「それ以降男の子を見た人はいなかったんだって……」

だろうな。

七不思議のオチがそうじゃなかったら面白くないだろ。

やり切った、という表情で俺を見つめるそいつは俺のことを期待の目で見つめてくる。

「……終わり?」

「終わりだけど……怖くなかったの⁉︎」

「うん、怖くなかった」

「えぇっーー⁉︎それじゃあ面白くないじゃん!」

面白くないって……。

俺に面白さを求めてたのか?

無駄なことを……。

あ、自分で言ってたら虚しくなってきた。

「いや、面白いも何もないから。ていうか、それ以前にお前、誰?」

もしかしたらクラスメイトかもしれないけど、俺はクラスに友達なんていないからそんなこと

わからない。

これこそ、天才の運命。

使命。

……決まった!

「うそっ、私のこと知らないの⁉︎フシギだよ!フシギ菜々!」

「知らねーよ」

なんだこいつ、自分のこと有名人だとか思ってんのか?

ナルシストか……。

「えー……あっ、わかった!今夜私と一緒に花子さんチャレンジしようよ!」