昼間は気分を明るくしてくれる学校の雰囲気は全くなく、今にも暗闇の中に消えていきそうな

校舎を目の当たりにし、これから体験するかもしれない未知の世界をまじかに感じる。

お化け屋敷が苦手な人は一目見て逃げ出してしまいそうな世界観だ。

私、黒田あかりは七不思議や都市伝説が大好きな中学三年生。

今までもこういう噂があるところに行ってみたものの、なかなか成果が得られなくて

落ち込んでいたけど、可能性があるところにならどこまでもあとずれるのが私のモットー

だからね!

早速、学校に忍び込んで、ひとまず自分のクラスの校舎に向かう。

いきなり見つかると嬉しいんだけどなぁ……。

念のためにわざと忘れておいた教科書を回収して、教室の近くにあるトイレに向かう。

今世最大の思い出になるかもしれないと思い、トイレの向かい側にある大鏡で格好を