「七不思議になって私に得は?」

「あー、お前の両親たちには復讐はできないけど他の人間たちに復讐ができる」

「それ……いいかもしれない」

私がボソッとそう言うと、レオンはニヤリと笑って私に手を差し出した。

「来い、俺たちと一緒に」

気がつくと、レオンの後ろにもう一人、人が立っていた。

私は、その手を取る。

後悔も何もない。