心臓もとめる人体模型

「う、嘘でしょ……」

フシギっちの後ろから、無駄に足踏みをした人体模型が出てきた。

「フシギっちって……」

「うん、私は七不思議六番目、七不思議を広める子。みんなの想像通りだよ」

そんな……。

急にそんなことを言われても信じられないけど、フシギっちは自分で言っている通り、

七不思議の話しかしていない。

「じゃあ、わざと私たちがここにくるように仕向けたの……?」