「ねえねえ真衣ちゃん、洋子ちゃん…こんな話知ってる?」
「「怪談話⁉︎」」
「うん。ある女の子が夜中の学校に入って理科室の近くを通ったら、誰もいないはずなのに足踏みする音が
聞こえてきたんだって。不思議に思って近づいていくと、理科室に置いてあった人体模型が足踏みしてて
慌てて逃げたんだけど、追いつかれて最後には……」
フシギっちがあえてそこで止めるから、私と洋子はこくんっと息を呑む。
「心臓を取られちゃったんだって!」
「「きゃーーー!」」
「「怪談話⁉︎」」
「うん。ある女の子が夜中の学校に入って理科室の近くを通ったら、誰もいないはずなのに足踏みする音が
聞こえてきたんだって。不思議に思って近づいていくと、理科室に置いてあった人体模型が足踏みしてて
慌てて逃げたんだけど、追いつかれて最後には……」
フシギっちがあえてそこで止めるから、私と洋子はこくんっと息を呑む。
「心臓を取られちゃったんだって!」
「「きゃーーー!」」