「はぁ…」


昨日はリクトくんのことが気になりすぎて眠れなかった。

_____ピロンッ


「あ、ソウヤくんからだ」


“昨日は楽しかった!今度、2人で遊ばない?”

そう打たれたメールに少し悩む。


「2人で、か」


私は画面を見ながら、少しずつ歩みを進めた。

すると……


_____ドンッ


「わ!ごめんなさい」


昨日もリクトくんとぶつかったし、不注意すぎるな私。

そう思いながら、ぶつかった人に目を向けた。


「…嘘」

「お前…」


私は目を丸くし驚いた状態で、朝からバツが悪そうな顔をしているリクトくんを見た。


「ごめ…っ」

「リクト、大丈夫?」

「……っ!!」