「誰が天界に帰るって、言ったの?」 「……え?どうゆうこと……?」 白い線を描いた、光が紫色に濁ってゆく。 「君の帰る場所は、下界。つまり地獄だよ」 荒々しい悪魔の顔した、扉が現れて僕は息を呑む。 ーーーやっぱり怒ってるよね……? 「さぁ、君の第二の人生を全うする時が来たよ」 白い猫に導かれて、僕は地獄への扉に向かう。 *