「あ、恋衣 おはよ」

「心暖…おお、おはよっ…!」

「え、どーしたの?」

…なぜなら、私は今日、心暖と向き合おうとしているから。

「あ、あのねっ…」

私と心暖は公園近くの道で会ったため、そのまま学校へ向い始めた。

「あの…私…心暖のこと…」

やばい、ドキドキしてきちゃった。

いや、でも私はこの土日で強くなったんだもん。

先生に、葉ちゃんのこととか、ちゃんと言えたんだから、心暖にもちゃんと言えるよねっ?

「心暖のこと…はぶいてなんかないよ….?」

「は?」

心暖は足を止めた。

「私、今…結花ちゃんと昼休み一緒にいるけどっ…別に心暖のことはぶいてなんかないから…」

私もあわてて止まろうとしたけど、心暖はすぐに足を動かして私の横に来た。