翌朝、私は先生に数学のワークはしなくていいという事を聞いたため林菜ちゃんに連絡をした。

やっとしないといけないことを終わらせれた。

リビングに行くと、机の上にパンケーキがおかれていた。

「あ!パンケーキ…っ!」

本当おいしそう。

「おはよう。朝食作ったから食べる?」

ひょっこり顔をのぞかせている先生は、パンケーキを指さしてそう言った。

「食べていいの…?」

「うん。日向さんのために作ったんだし。
もう熱はないでしょ?」

「もう熱はありませんからっ。」

「久しぶりに日向さんの敬語聞いた」

「もう、何でそんなこと言うの?」

ふんっ、と先生から目をそらした私は椅子に座ってパンケーキを食べ始めた。