先生は何か言いかけて、口を開いた瞬間。

ピカッ!と光が窓から入った。

「ひぃ…!?」

そして、
ーーゴロゴロゴロ…

「ひゃああああっ!!」

雷だあ…嫌だあ…。

そう思うよりも前に私は反射的に先生にしがみついていた。

「大丈夫…?」

「…う…うん…だいじょう…ぶっ…。」

もう私、今日何回先生に触れてるんだろ…。

急に恥ずかしくなってしまって、先生の胸のあたりに顔をおしつけた。

「日向さん…?」

先生の匂い、優しくて甘い匂いがして…何だか安心するなあ…。

そう思うと同時に、私は眠ってしまっていた。