「ううん。
まだ言ってない。
てか今日会ってないし」

でも私は、いつもの6人の中でボッチた。

他の5人はおそろいのものをつけているが、私はつけていない。

だって、それを持っていないから。

悔しいけど…それは事実。

「まあまあ、新しい恋愛見つけな。」

と冷静に言われておわる気がするのは私だけだろうか。

キーンコーンカーンコーン ―――

ラッキー、チャイムじゃん。

「ちぇっ。つまんないのー」

心暖はそう言うと自分の席についた。

つむちゃんは私のななめ前の席だから、まだ少ししゃべれる。

「何で別れたんですか?」

「私たち、お互いが好きじゃなかったからさ。」