で、この後どーするんだっけ?

「先生、わからないです」

「写真はとったんでしょ?
次は、このアプリを起動して、画像印刷のところ押して」

その瞬間、急に距離が近くなった。

先生の頬があたりそうであたらない。

でも、こっちの仕事に集中しないとねっ!

アプリを起動して、画像印刷のボタンを押す。

次は、画像選択。

さっきの写真を選んで、次へボタンを押した。

するとサイズと紙の種類の設定ボタンが出てくる。

サイズ、紙の種類…?

「サイズはA4、紙の種類は普通紙。
これに設定して」

私の感情がわかったのか、先生は教えてくれた。

先生の指示通り設定すると、印刷ボタンが出て来た。

印刷、押していいよね?

そう思って先生を見ると、先生は少し笑ってうなずいた。

―――やっぱりこの時も近かったけど。