あれから、丸1日がすぎた。

私と魚島先生はパソコン室にいた。

なぜかというと。

「写真をとるでしょ?
そしたら次はこのアプリを起動して、さっき撮った写真を選択。
そしてサイズを確認して、印刷ボタンを押す。
そしたら印刷機から出てくるから。
どう? いけそう?」

「⋯はい」

「あー、その返事はわかってないときの返事だ」

図星⋯。

7月の取り組みで、自学(宿題)ノートの掲示をすることになった学習部。(考えたのは私)

自学の掲示は、印刷して掲示した方がいいらしくて、そのやり方を教えてもらってたんだけど。

「何でわかるんですか?」

「何でって、日向さんの顔に
『わかんないぴえん』って書かれてるし、目が泳いでた」

私、顔に書いてたっけ?

そう思って手鏡を出す。

「え、ちがうちがうっ。
そう書かれてるぐらいってことだから」