校門の前で佇む私。




否、風紀委員だから。





持ち物検査と服装検査をしなければならないのだった。




「・・・スカート、膝上から6cm以上高いですね。委員長・・・」




私は呟きお兄ちゃん、否、風紀委員長のシャツの袖をクイクイと引っ張って伝える。




「ん?はいはい、アンタ減点な」




お兄ちゃんはビシッと前の女の子に向かって指を指す。