「なあ、まじで行くのか?」

「はぁ?ここまできて行かないとかあり得ないだろ!」

「そうだけど……」

俺、北条隆司はこういうオカルト的な話が大の苦手で、真っ暗のところだって苦手な高二。

なのに真夜中の学校って……。

絶対なんか出るし!

今までどんなけ頑張ってこういうところに来ないようにしてきたと思ってんだよ、こいつは……。

いや、なんも思ってないんだろうな……。