「あ、そうなの……」

思っていたのと雰囲気が全然違うくて、拍子抜けしてしまう。

「他の七不思議たちも今風におしゃれしてますからね」

「じゃあ、その……」

目の前にいる七不思議の名前がわからなくて言葉が途切れる。

「あ、申し遅れました。僕、七不思議二番の開かずの間、あかずと申します」

「あ、どうも……俺、北条隆司です」

なんか、めっちゃ礼儀正しいんだな、今の七不思議って……。