横谷さんが褒めてくれた、
「君嶋くん、写真以上に可愛いじゃない、このこの」
「横谷さん、ありがとう。彼女は恥ずかしがり屋だからあんまり意地悪しないで下さいね」
「私はそんな事しないけど、麻理さんはどうかな?
すぐ悪ノリしちゃうからねー」
その時だった、
奥の扉が開いたかと思うと、
ミニスカサンタ衣装に身を包んだ麻理さんが、ノリノリで登場した。
「キャー、麻理さん、かわいいー」
「麻理さーん、こっち見てー」
僕と麻由ちゃんは呆気に取られていた。
麻理さん、またそんな短いスカートで、、
皆んなにハイタッチしながら僕の前までくると、
「君嶋くん、メリークリスマス」
僕と麻由ちゃんにもハイタッチを求めた。
「わー、この子が麻由ちゃん? 可愛いねー。
私は、芳崎 麻理。
麻理って呼んでいいからねー」
このテンションの高さは流石に疲れるかな
「麻理さんは、いつもこんなに明るいの?」
僕は左右に首を振って、
「いいや、僕も初めて見たよ」
主任代行の岸さんが音頭を取って乾杯すると、
「それじゃ、皆さんお楽しみのビンゴ大会を始めまーす」
決められた予算で、各々持ち寄ったプレゼントをビンゴで勝った人から順番に選べるらしい。
麻由ちゃんは3番目で横谷さんのプレゼントを、
僕は5番目で麻理さんのプレゼントを貰った。
「はい、君嶋くん」
「有難うございます」
「ちなみに私のプレゼントには副賞がついてまーす、
私のキス付きだからね」