私は毎日、教室という名のリングの上にいるようだった。

教室で聞こえる中傷暴言は全て私に向けられていて、心がボコボコに殴られる。
常に戦闘体制でいないと、心が負けて粉々に打ち崩されてしまう。



心は常に闘っているが、顔には出さずに悪口を言われても気にも止めてないような顔をして、窓の外の景色を今日も眺めている。




名前ではなく、鬼の子と呼ばれるには理由があった。