私の悪口を言うことにも飽きてきたのか、好きな人のこと、部活のことなど、学生らしい日常をガヤガヤと雑談し始める。


これもいつものことで、永遠に私の悪口が続くわけではなく、必ず飽きがくるのだ。


この時間を待ち望んでいて心の中で安堵のため息をつく。

私がクラスメイトの会話に入ることは一切なく、シカトは継続されていてその場にいないものとされているが、それで構わない。


悪口を言われると心が削られていくから、いない者とされてる方が何倍もマシだった。