ひとしきり泣いた私達は、病室へと足を進めた。綱くんが入院している病室は1番奥の部屋だった。
部屋にたどり着くまでチラチラと辺りを見渡すと、酸素マスクをして寝たきりの方や、沢山のチューブが繋がれている患者さんが視界に入り、心が動揺していた。
コンコン、病室の扉をノックして、扉を開けた。
病室の中は2人部屋で窓側のベッドに、愛しい綱くんが眠っていた。
私の心配をよそに、綱くんはチューブに繋がれているわけではなく、昨日と同じ点滴が吊るされているだけだった。
顔色も昨日と変わらずで、心の中でホッと安堵のため息をついた。



