鬼の子







どれくらいの時間泣いていただろう。カーテンの隙間から入り込む朝日の光で、朝が来たことに気付かされた。


「・・・・・・もう、朝か」

当たり前のように迎えるこの朝日を、綱くんはあと何回見られるんだろう・・・・・。



そんなことを考えて、また一筋の涙が頬を伝う。
泣きたいのは私じゃなくて、綱くんなのに。


窓の外から入り込む光で部屋は次第に明るくなっていく。部屋の片隅に置いてある全身鏡に映し出された自分の顔を見て驚いた。


「・・・・ブッサイクな顔」

泣きすぎて腫れてる目に、スキンケアもせず、一晩中涙が伝った頬はガサガサだ。