私が、応援されてる??
・・・・鬼の子の私が?
心の底から喜びが込み上げてきてしまって、緩む表情を抑えるのに必死だった。嬉しくて笑ってしまうと同時に、嬉しくて涙が込み上げてきそうになる。泣かないように唇を噛み締めて、ギュっと力をいれた。
さまざまな感情が喧嘩をして、私の顔は百面相のように表情が、コロコロ変わっていたと思う。
「私、このまま試合に出ていいかな?」
「肩は大丈夫?」
「うん、このままじゃ悔しいから、試合に出たい!」
庇ってくれた一ノ瀬さん、コート外から味方してくれたクラスメイト、応援してくれた人たち。
みんなの想いに応えたい。拳をぎゅっと握って、精一杯、今の自分の気持ちを声にした。
「よし。頑張ろう!」
そんな私に優しい眼差しを向けて、頷くチームメイト。私は棄権する事なく、試合を続けることになった。



