「盛り上がってるとこ申し訳ないんだけど、買い出しに男手が必要だから恭平付き合ってくれない?俺と美紗だけじゃ人手不足でさ」
「咲鈴は?」
「留守番。朝飯は任せたよ夏目さん」
「…わかりました」
朝ごはんといっても準備は寮母さんたちがやってくれるし、私がやるのはおかわりのご飯をよそうことくらい。
第一ランニングから帰ってきて各自シャワーを浴びてからのご飯だからそんなに一気に人が来ることもないんだ
だから私一人で十分だと思われたんだろう。
あとは単純に部長が美紗と一緒にいたいだけじゃないかなぁ、なんて。
「これ中持って帰るやつ?」
「うん、ビブス夜のうちに乾いたから。夏ってすごいね」
「さすが太陽みたいな女夏目咲鈴の季節」
「なにそれ」



