【咲鈴side】
「美紗……私もうダメかも。いままでありがと…」
「気を確かに持って咲鈴。屍みたいな顔しないの」
「どうせ私は元から屍フェイスです…」
「なんでそんなにネガティブなの!」
「だってぇ〜!!新キャラがぁ!!!」
私が半泣きで指さす窓の向こうはグラウンド。
自習で暇な私たちに対し、ジャージを着た生徒たちが太陽の元爽やかに体育をしてらっしゃるんだけど。
「新キャラって、漫画か。転校生だろ?噂の超美人の」
「やめて恭ちゃんこれ以上私のハートに釘打ち付けないで」
「らしくないな」
「だってだって…棗と仲良いじゃん、あの子」
グラウンドの隅にある木製のベンチ。
だるそうに座る棗と、その隣に見える華奢なサラサラ黒髪ストレートのロングヘア。
上から見ただけでも美人な女子がいるではないか。
棗が濃紺のブレザーを着ているのに対し隣の彼女は濃いグレー。
その存在が余計にも目立つのは、うちの学校とは違う制服を着ているせいもあるだろう。
「美紗……私もうダメかも。いままでありがと…」
「気を確かに持って咲鈴。屍みたいな顔しないの」
「どうせ私は元から屍フェイスです…」
「なんでそんなにネガティブなの!」
「だってぇ〜!!新キャラがぁ!!!」
私が半泣きで指さす窓の向こうはグラウンド。
自習で暇な私たちに対し、ジャージを着た生徒たちが太陽の元爽やかに体育をしてらっしゃるんだけど。
「新キャラって、漫画か。転校生だろ?噂の超美人の」
「やめて恭ちゃんこれ以上私のハートに釘打ち付けないで」
「らしくないな」
「だってだって…棗と仲良いじゃん、あの子」
グラウンドの隅にある木製のベンチ。
だるそうに座る棗と、その隣に見える華奢なサラサラ黒髪ストレートのロングヘア。
上から見ただけでも美人な女子がいるではないか。
棗が濃紺のブレザーを着ているのに対し隣の彼女は濃いグレー。
その存在が余計にも目立つのは、うちの学校とは違う制服を着ているせいもあるだろう。