香織side



私は初めて着る柔道着に感動していた。




「あはは、香織ちゃん、サイズ合ってなかったねーまぁ我慢してもらえるかな?新しい柔道着がくるまで。ごめんね?」




先輩が言った。謝らないで下さい。





「大丈夫です。私、先輩にあこがれてここに入ったんです。」





先輩はびっくりしていた。





「俺???何で???」







「すごいって思ったんですよ。生徒会長なのに媚びた感じとかまったくなくて、それに陰でものすごく頑張ってるって感じで・・・・・・」






先輩は優しそうな笑みで私を見た。





「ありがとう。香織ちゃん。そんなこと言ってくれる人いないからさ。」





そういって私の頭を撫でてくれた。




先輩・・・・・ねぇ・・・・大好きです・・・・





私は練習を始めた。