「そうかもしれない。・・・・でも忘れるよ。もう。」





私は未練タラタラの自分にオサラバするべく、彼氏を作ろうと決めたのだ。




「でもさー智志はあんたのために別れたのに、あんたが女バス入ったら智志が可哀相なんじゃないの????」





綾香の言うとおり。そうかもしれない。





「でもさぁ・・・・もしかしたら男バスにカッコイイ人いるかもしれないじゃん?」




香織は半分呆れて私を見た。






「はぁーあんたはどんだけプラス思考なのさ。まぁいいけど。」






そのときだった。綾香が何かを思い出したかのように、私に告げた。