私と綾香はそれぞれの家に帰った。





「ただいまー」





「・・・って・・・・お母さん・・・いないんだ・・・」




お母さんが仕事から帰ってくるのは夜中。




それまでは一人の時間を過ごす。





「入学式くらいこぃよ・・・・」





私はなんだか泣きそうになった。






でも私も香織みたいに、好きな人探そうかな。





そう思った。