綾香side
私は由人と一緒にポスターを制作していた。
「ここは何色にする?」
「あぁ・・・・青でいいんじゃね?」
「そっか。じゃあそうする。」
本来ならばもう帰る時間だが・・・・二人っきりなんだもん。
一緒にいたい。ずっと・・・・・
「綾、ここはどうする・・・?」
「えっとね・・・・・ここは・・・・・・」
私は二人だけじゃ明らかに大きいこの教室が、自分の家だったらなって。
そう思っちゃうんだよ。家で、一緒に勉強やったりしたい。
「じゃあさ・・・終わったら・・・・」
ガラララッ
教室のドアが開いた。

