香織side
私はその後、畳の部屋の布団に寝かされた。
「あぁ・・・・サイアクぅぅ・・・長森せんぱぃぃぃ・・・」
私は熱を体温計で測った時、38度あった。
ここまでこれたのは・・・・気合いでだろうか。
「香織ちゃーん?」
「はぃぃいぃぃぃ?!ゴホゴホ」
長森先輩は水とぬれたタオルを持ってきてくれた。
「ムリしないで?後でお母さん帰ってきたらおくってってあげるからさ」
「ありがとうございます・・・・・・でも・・すいません」
私は罪悪感でいっぱいだった。
「せっかく呼んで頂いたのに・・・・ブザマっていうか・・・・・」
半ベソ状態の私に先輩は首を横に振った。

