「いやいや、楽しかった思い出ができたから、それだけでいいの」
「片思いだったんですか?」
「まぁそうですね。何回かふたりでご飯いったり、その後夜中まで一緒にいたり、一時期は毎日メールしてたり、休みの日に一回だけふたりで出かけたなぁ」
「え、そういうの、付き合ってるっていうんじゃないの?」
「そうよぶ人もいるかもしれないけど、むこうにとっては彼女という存在とは思えなかったんだと思う。」
「えー、なんかやっぱりサイテー」
「ハハハ、サイテーですかね。きっと今の彼女にたいしてはそんなことないと思いますよ」

うん、大丈夫、きっと。このまま、幸せに続くよ、きっと。どうかそうしてください。もう二度と、私が揺らぐことのないように。このひまわりみたいな笑顔がけっしてこわれることがないように。